プラントの定修とは?
定修とは「定期修理」の略で、プラント(工場)の設備点検や修理を定期的に行うことを指します。これは法律で義務付けられており、プラントを持つ企業は原則として年に1回は生産ラインを全て停止して定修をしなければなりません。定修を行う理由は、多くのプラントでは石油や天然ガスなどの危険物を扱っていることから、設備不良による大規模な事故を未然に防ぐためです。さらに、プラントは24時間稼働させた方が効率が良くコスト削減にもつながります。稼働を停止することが頻繁にあると、生産性の低下やコスト上昇などの原因となってしまいます。しかし連続使用すると劣化して故障の原因となる設備もあるため、一度稼働を完全に停止して一気に修理してしまおう、と言う目的もあります。プラントの定修は、安全かつ安定した稼働を維持するために必要な作業となっています。
定修の仕事はどうやって探す?
定修では、普段確認できない場所にある設備や配管などの点検や修理・交換作業などの専門知識が必要なことも多く、業務を行っている従業員では全てをまかなうことができません。そのため、定修は設備メーカーや高所作業の足場組立業者、施工管理業者などの協力を得ながら行われることが一般的です。定修の仕事は、実際の配管の修理や交換、溶接など作業は専門業者が行うため、求められている仕事は主にスケジュールの進捗管理を行う施工管理業務です。仕事の探し方は派遣会社に登録する方法が一般的ですが、施工管理関連業務を多く扱っている会社を選ぶことがポイントです。未経験者OKで資格不問が多いですが、現場監督の経験者や建築施工管理技士・管工事施工管理技士・建築士などの資格があれば優遇される傾向にあります。
定修は、自動車や食品など様々な工場設備の不具合が無いか定期点検をして、異常があればすぐに操業を止めて部品の交換や修繕などを行います。